1993 12/30 〜 1994 1/6



数千年の時をやさしく見守りながら
今も昔も変わらずに
ただ そこにある
荘厳なる砂色のモニュメント


 ある日、突然、妻がお正月休みを利用して家族で旅行へ行かない?行き先は、エジプト???
こうして旅行の準備が始まったが、エジプトといえばピラミッド、スフィンクス、そしてツタンカーメンぐらいしか思い浮かばない程度の知識しかもっていない。
その頃、'92年後半よりエジプト国内ではイスラム原理主義過激派による政府転覆を目的としたテロ活動が発生していた。政府高官・警察官をねらった襲撃事件、エジプト経済を支える1つの柱である観光産業にダメージを与えるための外国人観光客を標的とした発砲事件などである。
そんな現実もあまり詳しくは知らず、千歳発着の直行便なので「飛行機に乗ればどうにかなるさ」と行く決心をした。
 しかし、旅行の用意も出来、あと数日という時にカイロ郊外で車の爆弾によるセドキ首相暗殺を企てる事件があり、首相は無傷だったが、少女1人が死亡18人が負傷するというテロが起こった。
一瞬、「これでエジプト行きは無理かな?」との思いが脳裏をかすめる。旅行社と連絡を取り合ってみると今まで起きているテロは今回の観光コースとは離れた地域なので大丈夫との事。しかし、子供達を危険な所に連れて行く事にも躊躇しキャンセルも考えたが「人生は一度きり」とにかく、エジプト航空に乗り5000年の歴史の扉を開けに未知の旅は始まった。
 と、書いたが、なにぶん10年以上前のこと。写真を見ながらどこまで薄らいだ記憶を呼び起こす事ができるかが問題だ。
その3年後、1997年に悲惨なルクソール事件(ハトシェプスト女王葬祭殿前広場でイスラム原理主義過激派組織「イスラム集団」が自動操縦を乱射し、日本人10人を含む62人の死者を出した事件)が起きている。御冥福をお祈りする。


カイロ
モハメッド・アリ・モスクバザールエジプト考古学博物館
ギザ
ピラミッドラクダスフィンクスメンフィスとサッカラじゅうたん
アブシンベル大神殿アブシンベル小神殿アスワン・ハイ・ダム切りかけのオベリスク
アスワン・スーク(市場)の風景イシス神殿
ルクソール神殿カルナック神殿メムノンの巨像ルクソール朝の風景
王家の谷ハトシェプスト女王葬祭殿
バザールおみやげ


目次 月日(曜) 地名 現地時間 交通機関 日程
12/30
(木)
千歳発 16:00 MS3865
(バンコク経由)
出国手続き後、チャーター便にて空路エジプトへ
(機中泊)
12/31
(金)
カイロ着 4:15 専用車          
空港にてビザ取得後、ホテルにてコーヒータイム。その後、カイロ市内観光(モハメッド・アリ・モスク、バザール、エジプト考古学博物館など
(カイロ泊)
1/1
(土)
カイロ滞在
午前
午後
夕刻


ギザの大ピラミッドとスフィンクス観光
メンフィス・サッカラ観光
ナイル河ディナークルーズ
(カイロ泊)
4 1/2
(日)
カイロ発
アプシンベル着
アプシンベル発
アスワン着

06:30
08:40
10:45
11:25

MS333
シャトルバス
MS336
専用車

空路アスワン経由アプシンベルへ。
着後、アプシンベル神殿及び小神殿観光
空路、アスワンへ
着後、帆船“ファルーカ”にてナイル河巡り
(アスワン泊)
5 1/3
(月)


アスワン発
ルクソール着
午前

21:15
21:45
専用車

MS442
専用車
アスワン市内観光
(アスワン・ハイ・ダム、オベリスク、花崗岩石切場など) 
午後:自由行動
着後、ホテルへ
(ルクソール泊)
6 1/4
(火)
ルクソール滞在
午前
午後



専用車



ルクソール神殿及びカルナック神殿観光〔ナイル東岸〕
メムノンの巨像、王家の谷
ハトシェプスト女王葬祭殿
ハトホル女神礼拝堂など観光〔ナイル西岸〕
ルクソール神殿の音と光のショー見学
(ルクソール泊)
7 1/5
(水)
ルクソール発 14:00
S3864
(バンコク経由)
出発まで自由行動
出国手続後、チャーター便にて帰国の途へ
(機中泊)
8 1/6
(木)
千歳着 14:45
通関手続後、解散

       MS エジプト航空


       ホテルリスト

都市名 ホテル名 住所
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ASWAN ASWAN OBEROI ELEPHANTINE ISLAND(P.O.BOX621)ASWAN
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